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全日本電子楽器教育研究会ホーム : 「全日本電子楽器教育研究会 第50回ワークショップ」


レポート EMIES 50th WORKSHOP
「名演を探せ!! 名曲の魅力」
〜知っておきたいスタンダード〜

  日程 地区
7月4日(月) 栃木
7月16日(土) 大阪
7月30日(土) 福岡
8月7日(日) 山口
8月28日(日) 東京
9月16日(金) 札幌
9月23日(祝・金) 岡山
9月24日(土) 名古屋
第50回全日本電子楽器教育研究会ワークショップが2011年7月4日の宇都宮短期大学を皮切りに、以下全国8会場総勢800名の受講者を迎えて開催された。今回のテーマは「名演を探せ!! 名曲の魅力」。ポピュラー、スタンダードの名演、名アレンジの魅力や特徴を取り上げ、名曲を知ることでエレクトーンの作・編曲・演奏にどう役立つのか、その活用法を考えるというもの。

スタンダード・ソング・リファレンス・ブック講師には、宇都宮短期大学特別講師・エレクトーンプレイヤーの倉沢大樹氏と札幌大谷大学講師・エレクトーンプレイヤーの森俊雄氏(札幌会場のみ)をお迎えした。
また、今回は受講者全員に知っておいてほしい名曲・名演アルバムの情報がまとめられた「スタンダード・ソング・リファレンス・ブック」(非売品)が配布され、それを中心に話が進められた。

≪倉沢氏のワークショップ≫
冒頭で1曲演奏の後、以下のような内容で進められた。

<テーマ①スタンダードとは>
映画音楽やミュージカルの中からの曲が大部分。
作曲家をジャンル毎に分け、映画音楽(コール・ポーター等)、ミュージカル(ジェローム・カーン、ジョージ・ガーシュウイン、リチャード・ロジャース等)、その他(デューク・エリントン、アントニオ・カルロス・ジョビン等)について演奏を交えて紹介。また、その作曲家の曲が一度に聴ける作曲家別ソングブックについても触れた。
また、よく知られている曲の原曲が、実際の映画「ティファニーで朝食を」(ムーン・リヴァー)やミュージカル「王様と私」(シャル・ウィ・ダンス)でどのように使われているのかを例に取り上げた。

<テーマ②音楽ジャンルと編成>
*「オール・ザ・シングス・ユー・アー」を使って、原曲から、ポピュラー音楽の歴史、変遷に伴う様々なジャンルの演奏スタイル(スイング 〜 ボサノヴァ 〜 アフロ・キューバン 〜 フュージョン等)をエレクトーン演奏で紹介。
*「ハウ・ハイ・ザ・ムーン」を使い、ジャズの歴史と編成の変化(ビッグバンド=ベニー・グッドマン 〜 サックスコンボ=ソニー・ロリンズ 〜 ピアノトリオ=トミー・フラナガン 〜 ヴォーカル=ダイアン・リーブス 〜 ギターソロ=ジョー・パス等)をCDで紹介。
アレンジに役立ちそうなアイデアやヒントがたくさんある、とのこと。

<テーマ③メロディーやバックで使われている楽器やリズム等の聴き分け>
「枯葉」の演奏を聴き、バッキングやアドリブ等で使われている楽器やリズムを事前に配られた用紙に書き込むクイズ的なコーナー。曲を聴く際に様々なポイントに注目することで、より踏み込んだ聴き方につながると提案。

<テーマ④名曲、名演分析>
実際の演奏を交えながら、名演の構成を考える。
*イントロ
一般的なイントロの作り方や名演で使われている有名なイントロを紹介。
「枯葉」(キャノンボール・アダレイ/サムシン・エルス)、「オール・ザ・シングス・ユー・アー」(トミー・ドーシー楽団)
*テーマ・構成
AA'BA'、AA'形式で作られている曲をリストで紹介。また、「虹の彼方に」と「煙が目にしみる」のBの部分を入れ替えてみる実験例を紹介。今後の曲作りやモチーフ等の参考に。
*曲中の転調が魅力的な曲
・「オール・ザ・シングス・ユー・アー」(5回転調)、「煙が目にしみる」(D⇒B♭3度転調)
・同じコード進行でメロディーを入れ替えた例として「クール・ストラッティン」(ソニー・クラーク)、「ビリーズ・バウンス」(チャーリー・パーカー)
*エンディング
一般的なエンディングの作り方(曲の最後2〜4小節を繰り返す方法)や実際の曲中のコード進行を使う例などを紹介。「フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン」、「枯葉」等。
そして最後に1曲生演奏、と盛りだくさんの内容で終了。

≪森俊雄氏のワークショップ≫
9月16日に札幌大谷大学で行われた。
基本的な考え方は上記倉沢氏ワークショップと同じだが、こちらでは「原曲→再現→アレンジ」を「原曲→自由にアレンジ」することを目指し、そのためにスタンダードをもっと知ろうという進め方であった。

<テーマ①既成概念に囚われず、自由に演奏>
まず様々なアレンジ、形式の例としてジャズバラード「煙が目にしみる」「オーバー・ザ・レインボウ」 〜 ボサノヴァ「イパネマの娘」「ナイト・アンド・デイ」 〜 アップテンポの曲「A列車で行こう」等、名演をCDで紹介。いろいろな演奏スタイルがあることを共通認識する。

<テーマ②オリジナル版とは?>
アレンジされているものを原曲と思うケースが多い。スタンダードの発生源を知ることでアレンジの自由度を認識しようと、ミュージカル、映画の一場面を4曲ほど紹介。
「トゥナイト」(ウエスト・サイド・ストーリー)、「ムーン・リヴァー」(ティファニーで朝食を)、「サマー・タイム」(ポーギーとべス)、「ス・ワンダフル」(ファニー・フェイス)等
自由なアレンジ例として「アメイジング・グレイス」を演奏。

<テーマ③サウンド・メイキング>
同じ譜面でもサウンドを変えるだけで、曲の魅力が増す。
「イエスタデイ」を使って、ピアノトリオ 〜 オルガン 〜 ビッグバンド 〜 オーケストラの演奏例を紹介。

<テーマ④メロディーの魅力>
スタンダードのシンプルなメロディー作りを解説、即興演奏や曲作りの手がかりに。
*ゼクエンツ、同じメロディーでコードが違う曲
「ムーンライト・セレナーデ」「マイ・フェイヴァリット・シングス」「ムーン・リヴァー」等
*転調の魅力
転調により魅力が増している曲の紹介。
「煙が目にしみる」「Wave」「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」「二人でお茶を」等
転調しないで演奏するとどうなるか、また半音ずつ上げる転調の例を実演。
転調の魅力を改めて共通認識することができた。

<テーマ⑤ポップスオーケストラの魅力>
ポップスオーケストラは、ポピュラー音楽に関心が低い人にも馴染みやすく、気軽にスタンダードに入っていける、また、オーケストラに興味がない人も「ここまでポップスが表現できる」ということが認識できるのが良いところ。
「シング・シング・シング」を使い、ビッグバンド 〜 ポップスオーケストラをCDで比較。次にエレクトーンでビッグバンド 〜 ポップスオーケストラバージョンを部分演奏。

<テーマ⑥いろいろな曲の自由なアレンジ>
クラシックをポピュラーにアレンジしている例として
「ベートーベン ピアノソナタ 悲愴 2楽章」をマッコイ・タイナーやMJR Trioの演奏で紹介。
スタンダードの名曲、名演を聴くことで、自由なアレンジや演奏、曲作りに活かしてほしいというまとめで、最後に1曲生演奏で終了。

今回のワークショップをきっかけに、クラシックの名曲だけではなくポピュラー音楽の名曲・スタンダードナンバーを知ることで、更に豊かで実り多い音楽の世界が広がることを期待しています。

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