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レ ポ ー ト

第25回 ワークショップ
【電子オルガン部会】

 電子オルガン部会主催による第25回ワークショップは、熊本音楽短期大学主催「第6回電子オルガンコンサート」とのタイアップで開催された。熊本で3回目の開催となるワークショップは、台湾・韓国からもコメンテーターを迎え、国内だけでなく、世界へ向けてメッセージを発信したいという熱意が伝わってくるものとなった。


日 時
1999年6月20日(日) 13:00〜16:00
会 場
熊本県立劇場 大会議室
主 催
熊本音楽短期大学
全日本電子楽器教育研究会電子オルガン部会
テーマ
“電子オルガン、21世紀への胎動を探る”

《基調講演》 高萩保治(財団法人音楽文化創造理事長)
《パネルディスカッション》
パネリスト  出田敬三(熊本音楽短期大学副学長)
中村 誠(浜松学芸高等学校校長)
山岸三樹夫(jet全国本部指導室長)
コメンテーター  オム・ジョンキョング(韓国・明知大学教授)
マーク・マンノ(台湾・東海大学教授)
郭 宗(台湾・東海大学教授)
コーディネーター  阿方 俊(昭和音楽大学・エレクトーンシティ)

 
 

 電子オルガン部会推進委員の水木玲子氏(聖徳大学)の主催者挨拶で始まったワークショップは、マーク・マンノ教授による来賓の挨拶に続いて、高萩保治氏により“感動と表現−新しい響きを求めて”と題した基調講演が行われた。講演の中で同氏は「今まで日本人は外国人が作った楽器を表現していたが、電子オルガンは日本人が作った楽器であり、21世紀に向けてその表現の可能性に期待する」と述べた。
 続いてのパネルディスカッションでは、社会の多様化、音楽教育の多様化への関心が高まる中、「地域」「生涯学習」「アジア」に焦点があてられ、次代に向けて電子オルガンが果たす役割、指導者の将来像などについて考察された。出田敬三氏の「他ジャンルとの共生を目指す」をはじめ、中村誠氏の「社会の多様化へ対応した実践活動への啓発」、山岸三樹夫氏の「存在感が希薄になりつつあるエレクトーン世界の再創造に向けコンピュータとの共生を核にした活動」など、核心をついた提案が続出するディスカッションとなった。また、九州地区を中心とした音楽短大、高校の現状報告とともに、アジアのゲストからも興味深い報告があり、ワークショップ参加者は熱心に聞き入っていた。
 夕方からは、“電子オルガンの可能性を求めて”“他ジャンルとの融合”“アジア地域との交流”というテーマを掲げた熊本音楽短期大学「第6回電子オルガンコンサート」。ブラスと電子オルガンのアンサンブル、日本初演のミュージカル、日本舞踊との融合、地域の合唱団との共演など、電子オルガン音楽の可能性を提示する多彩なプログラムが展開され、会場を埋めつくした観客から惜しみない拍手がおくられた。


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