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レポート 第36回ワークショップ【電子オルガン部会】




【日 時】 2001年11月25日(日) 13:00〜17:00
【会 場】 九州共立大学 自由ヶ丘会館
【主 催】 全日本電子楽器教育研究会電子オルガン部会
【後 援】 九州女子短期大学、九州公私立大学音楽学会
【内 容】
基調講演、事例報告、電子オルガンコンサート
  《基調講演》
 「生涯学習社会に求められる音楽指導者について」
 高萩保治(財団法人音楽文化創造理事、東京学芸大学名誉教授)

《事例報告とディスカッション》
 「地域音楽振興における高等教育機関の役割と電子オルガンの可能性」
[パネリスト]
 山下厚生(北九州市教育委員会生涯学習部
     小倉北中央公民館社会教育主事)
 古郷満喜子(九州女子短期大学音楽科講師)
 佐々木晃彦(九州共立大学経済学部経営学科教授)
 黒木俊行(鹿児島国際大学福祉社会学部児童学科教授)
[コーディネーター]
 森園千廣(鹿児島国際大学短期大学部音楽科教授)

《電子オルガンコンサート》
  (別表)


 電子オルガン部会主催による第36回ワークショップが、九州女子短期大学の後援を得て開催された。
 冒頭、当研究会審議員である水垣玲子氏(聖徳大学教授)による主催者挨拶に続き、来賓として筬島豊氏(九州女子大学・九州女子短期大学学長)が挨拶に立ち、九州地区で5回目となるワークショップが開始された。
高萩保治氏による基調講演では、「生涯学習社会に求められる音楽指導者について」をテー マに、音楽の捉え方、指導のあり方が語られた。「音楽は言葉によらないコミュニケーションであり、そこには送り手(歌唱・器楽等=表現)と受け手(鑑賞)があるが、従来の学校教育ではそれが統合的に行われなかった。音楽を効果的に教えるには、交互唱などのコミュニケーションを体験させること、音楽を再創造することが大切」と、VTRを交えながら具体例が紹介された。また、指導者に対しては「意外と指導者が音楽を聴いていないし、自ら生涯 学習を実践していない。
高萩保治氏
昔は教科書の範囲ですんだが、音楽の新しい情報を学習者にどう提供するかが重要」と、自己研鑽の必要性を訴えた。 さらに、「ピアノ専攻生はアンサンブルの経験が少ないと指摘されているが、副科として電子オルガンを演奏することを勧めたい。オーケストラスコアを見て弾くことにより、鍵盤演奏能力を生かしながら音楽のレパートリーを広げることができる」と、コンチェルト等への活用が示された。最後に、“音楽振興法”の内容に触れ、「音楽活動にあたっては、音楽家であると同時に、企画性を持った指導者であって欲しい」と締めくくった。
 続いての「事例報告とディスカッション」では、森園千廣氏のコーディネートのもと、4名のパネリストがそれぞれの専門分野から事例紹介を行った。
 山下厚生氏は、社会教育・生涯学習の分野でご自身が関わっている地区にスポットを当て、「社会教育施設の中で、公民館が中心的な活動の場となっている。今、政策として小学校区ごとに市民福祉センターまたは公民館を作ろうとしており、地域に密着した教育、学術、健康等、市民の学びを保障・支援することを目指している。北九州市では、市が主催・共催・協力している事業が年間290あるが、その半数が音楽関係で、コーラスグループを持ったり、各種コンサートが行われている。高等教育機関との連携としては、市民大学講座、リカレント講座等があり、また、5つの大学と提携してオープンカレッジ等が行われている」と、館の使命、実態を解りやすく述べた。

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