前ページへ 次ページへ
6ページ

レポート 第38回ワークショップ

【日 時】 2003年12月13日(土)
【会 場】 東邦音楽短期大学・大塚キャンパス
【主 催】 全日本電子楽器教育研究会
【テーマ】 「作曲家のためのエレクトーン・マニュアル」の紹介
【内 容】 マニュアルのプレゼンテーション、及びオリジナル作品の事例演奏


 12月13日、東邦音楽短期大学の大塚キャンパスにて全日本電子楽器教育研究会「第38回ワークショップ」が開催された。

 今回のワークショップの主旨は、エレクトーンの機能・表現力とその記譜法を、主に作曲家に向けて紹介するというものである。前半は、当日参加者に配布された「作曲家のためのエレクトーン・マニュアル for ELX-1m」を用いながら、会場に用意されたエレクトーンELX-1mで実演を交えつつマニュアルの内容についてのプレゼンテーションが行われた。後半は、事例研究として、エレクトーンのためのオリジナル作品の演奏を作曲者の解説付きで行うという形が取られた。
 ワークショップの冒頭、まず森事務局長よりマニュアル作成に至る経緯について説明があり、「2002年度の全日本電子楽器教育研究会シンポジウムの基調講演において作曲家の西村朗氏より“作曲家のためのマニュアルが必要である”との提言があり、それを受けて、作曲家やエレクトーン奏者たちの手によって編纂された。このマニュアルが多くの作曲家にとって新しい指針となるよう願っている」と挨拶があった。
 続いてマニュアルの内容についてのプレゼンテーションが岩崎真氏(東京芸術大学)の説明と鈴木敏仁氏(名古屋芸術大学)の事例演奏によって行われた。
 はじめに、今までは今回の「エレクトーン・マニュアル」ように管弦楽法の見地から制作されたものがなく、作曲家は「取扱説明書」を参考にしながら、プレイヤーと直接コミュニケーションを取りながら作品を作るという状況が大半であったことが述べられ、次にマニュアルの内容紹介に移った。

 今回制作された「作曲家のためのエレクトーン・マニュアル」は、形態・構造、音色選択、1音群内のパラメータの設定、演奏表現、演奏補助機能、リズムセクション、レジストレーションメモリー、MDR = Music Disk Recorder、その他の機能/構造、索引、の10項目で構成されている。プレゼンテーションはこの順序に沿って行われたが、それぞれの項目ごとに鈴木氏が実際に音を出したり、パイプオルガンにはないエクスプレッションペダル、フットスイッチ等による特殊なコントロール・効果(ピッチベンド、ディレイ等)を示したりするたびに、会場の参加者達は興味深げに見入っていた。



次ページへ続く



前ページへ 次ページへ
6ページ





本ホームページの無断複製・転載を禁じます。