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全日本電子楽器教育研究会ホーム : 「全日本電子楽器教育研究会 第40回ワークショップ」


レポート 第40回ワークショップ
日 時 2006年6月25日(日) 13:00〜17:00
会 場 エレクトーンシティ渋谷
主 催 全日本電子楽器教育研究会/ヤマハ音楽振興会
協 力 エレクトーンシティ渋谷
テーマ 電子オルガンの音響空間制御に関する検証と、その音楽の可能性について
内 容
  1. 電子オルガンの音響空間制御に関する検証とそれを生かした作曲・音楽 表現の可能性についての研究
    • 【 研究代表者 】
    • 藤原嘉文(作曲家、山梨大学教授)
    • 山本雅一(作曲家、山梨大学講師)
    • 吉原太郎(作曲家、山梨大学・昭和音楽大学講師)
  2. 『Snow☆White』〜エレクトーンとマルチチャンネルステレオ方式を使った舞台作品の制作
    • 山田香(作曲家、東京芸術大学音響研究室・東京大学附属中等教育学校非常勤講師)

 全日本電子楽器教育研究会「第40回ワークショップ」が去る6月25日にヤマハエレクトーンシティ渋谷で開催され、1.「電子オルガンの音響空間制御に関する検証とそれを生かした作曲・音楽表現の可能性についての研究」、2.「『Snow☆White』〜エレクトーンとマルチチャンネルステレオ方式を使った舞台作品の制作」の研究発表と事例報告・公演が行われた。

(左から)岩崎真、藤原嘉文、山田香 司会の岩崎真氏(東京芸術大学)からは「一般的には『サラウンド』という言葉が使われるが、ここでは立体音響内に自分を置くことではなく、音楽制作時に音の定位を動かし、それをリアルタイムで演奏表現する研究である」と内容が説明された。
 一つめの「電子オルガンの音響空間制御に関する検証とそれを生かした作曲・音楽表現の可能性についての研究」の発表では会場にはスピーカーが8台設置され、内一つはウーファー(低音成分用)という様に7.1ch方式が用いられた。また客席の中央に演奏用のヤマハエレクトーンSTAGEAが1台、そのSTAGEAからMIDI接続された2台のSTAGEAが会場後方に置かれた。3台のSTAGEAは客席中央のSTAGEAの演奏により制御されるが、この3台から上、下、足鍵盤3系統のLR、合計6chの音声が取り出され、オーディオインターフェースを経由してコンピュータ上にてサラウンドパン制御されるという仕組みである。

(左から)藤原嘉文、山本雅一、吉原太郎 まず代表者の藤原氏が、研究発想のきっかけについて説明し、デモンストレーション用に制作した作品を山本氏が演奏。次に吉原氏より今回の研究におけるスピーカの配置、7.1ch再生方式を選択した理由について説明がなされた。そして山本氏より作品についての解説が実演付きで行われ、多チャンネル環境における様々な音響効果の可能性について具体的に示した後、再度作品の演奏により7.1ch方式を実感した。続いて吉原氏、藤原氏が現状での課題(多大な設備、コスト等)に対し、システムの簡略化の可能性、楽器への付帯機能等を提案し、将来の電子オルガンと多チャンネル環境における展望を述べた。

 客席からの「多チャンネル化にどのようなニーズがあるのか」という質問に対しては、地上デジタル放送等、家庭での多チャンネル環境が普及しつつある事を例に挙げながら、今後ますます多チャンネル化が進むことが強調された。

 休憩を挟み、事例報告として山田香作曲『Snow☆White』が公演された。これは「白雪姫」を題材にした一時間余りの舞台作品(オペレッタ)で、昨年9月に東京芸大「芸術祭」にて初演され、今回はその改訂版である。作品ではマルチチャンネルステレオ方式(前方に2つ、後方に2つのスピーカー、前方に2つのウーファー)を用い、音の定位を利用して登場人物の性格や人物感のやりとりを効果的に表現する事を狙ったものである。初演ではCDを2つ(前と後ろの2つのスピーカーのために)用意し、それらを同時に再生させる方法(言わば2ch×2)であったが、今回の再演においてはコンピュータを使用し音の定位の移動を図ることによって、音の指向性をより明確化している。
 作品では白雪姫、魔女、7人の小人、王子が登場するが、例えば小人達が登場するシーンでBGMが移動している様に聴こえたり、鏡の声が後方から聴こえたり、魔女の声に残響を与えてミステリアスな雰囲気にしたりと様々な試みがされていた。とりわ け小人達扮する男性コーラスのユーモアなキャラクターに会場は盛り上がっていた。
 上演後、岩崎氏が部分的にウーファーのみで低音成分を再生して仕組みを説明したり、作曲者である山田氏に今回の再演に当たっての留意点、エピソードについてインタビューをした。山田氏はインタビューに応える他、今回の上演の成功についての喜 び、システムを構築する事の難しさを語った。
 今回も大変画期的な発表内容であったが、このワークショップが更なる電子オルガンの発展に繋がる事に期待したい。

 
 
「Snow☆White」公演

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