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全日本電子楽器教育研究会ホーム : 「全日本電子楽器教育研究会 第43回ワークショップ」


レポート 電子オルガン界の新鋭によるソロ演奏とサクソフォンとの共演
日 時 2009年3月5日(木) 開場 18:00 開演 18:30
会 場 相愛大学 南港ホール
テーマ 「電子オルガン界の新鋭によるソロ演奏とサクソフォンとの共演」

全日本電子楽器教育研究会が1986年の設立当初より展開しているワークショップ。
第43回めとなる今回は、「電子オルガン界の新鋭によるソロ演奏とサクソフォンとの共演」というタイトルで、西日本からヤマハエレクトーンコンクール2005で2位を受賞した亀井杏菜が熱演を披露してくれた。
まずコンサートの冒頭を飾ったのは「回るシステム〜元素から銀河世界へ〜」。
2005年のコンクールやウィナーズコンサートで聴衆を魅了したサウンドが蘇る。
当時の感動のみならず、その後の亀井自身の成長が反映され、新しい宇宙世界が表現されていた。

続いて、真島俊夫の情緒的な作品「三つのジャポニスム」。鶴が舞い、雪の川の風景、祭りの風景が亀井カラーでつづられていく。
その後、躍動感あふれるポップスナンバー「Shine」と続き、クラシック作品だけではない亀井の音楽の幅の広さが出席者を魅了する。

前半の最後はチャイコフスキーの「マンフレッド交響曲」。
バイロン卿の書いた壮大な劇詩を基にしたアルプスや山人、地下宮殿を題材にした独特な霊感溢れる描写の曲を、亀井の解釈で壮大に描いていったのは圧巻であった。

前半4曲を熱演し、亀井と入れ替わりに、サクソフォン奏者として国内の著名なコンクールで多数の賞を受賞し、西日本を中心にソロリサイタル、オーケストラとの共演で精力的に活躍する西本淳氏がステージに立つ。

相愛大学はじめ数校で講師も努める西本氏は、このリサイタルがエレクトーンと初共演。
まず「アコースティック楽器奏者から見る電子オルガンの可能性」というテーマでの講演。

西本氏からは、今回の共演を通じて、エレクトーンの多彩なサウンドや奏者のカラーによる自在な変化がとても刺激敵であった事、その場の奏者の高揚感から生じる間と、打ち込まれたリズム、シーケンスとのギャップ、スピーカーからの発音である電子楽器の特性と、身体・建物・空間も楽器の一部として響かせるアコースティック楽器の特性の違和感をいかに埋めるかが今後の課題ではないか、という事が語られた。

トークの後、再度亀井が登場。
後半の1曲目はイベールの「CONCERTINO DA CAMERA」から第1楽章。
先ほどのトークにもあった「間」が随所に散りばめられ、緊迫感と躍動感に溢れていた。

続いては「Just after the rain〜エレクトーンとアルトサクソフォンのための〜」。
アルトサクソフォンのサウンドに魅せられた亀井が、そのサウンドを活かして作り上げた作品だ。
雨上がりの虹を思わせる軽快な亀井の音色と、甘い西本の音色がブレンドされていった。

躍動感あふれる2曲の後、ソプラノサクソフォンで叙情的な「木もれ日」が綴られていく。
癒しのナンバーに聴衆も魅了されていた。

最後の曲はフランスの指揮者、アンリ・トマジが1949年に残したサクソフォン協奏曲、「Concerto pour saxophone alto」。
フランス近代の和声感とロマン〜近現代の薫りがミックスされた意欲作で締めくくった。

場内の割れんばかりの拍手に迎えられたアンコールナンバーはダリュス・ミヨーの代表ナンバー、 「スカラムーシュ」。活気と輝きに満ち、親しみやすい上に新鮮で明るい2台ピアノのための曲を、 エレクトーンとサックスで独自の響きを交え弾ききった。

今回のワークショップでは、高等教育機関でエレクトーンを学び、演奏家を目指す学生や、その学生を育てる講師陣、そしてサクソフォンの専攻学生も多数来場していたが、来場者にとっても、コンサート形式による演奏や、共演者側から見た電子オルガンの印象や可能性をテーマにしたトークから、将来の活動に関する大きなヒントを得られたのではないだろうか。

〜当日の演奏曲〜
1.回るシステム〜元素から銀河世界へ〜(オリジナル)
2.三つのジャポニスム(真島俊夫)
3.Shine(オリジナル)
4.マンフレッド交響曲(Thaikovsky)
−以下、サクソフォンとの共演−
5.CONCERTINO DA CAMERA 〜第1楽章〜
6.Just after the rain 〜エレクトーンとアルトサクソフォンの為の〜(オリジナル)
7.木もれ日(オリジナル)
8.Concerto pour saxophone alto(H.Tomasi)
 I,Andante et Allegro
 II,Final (Giration)

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亀井杏菜プロフィール 亀井杏菜

相愛大学音楽学部創作演奏専攻に特別奨学生として入学し、同大学卒業。
和歌山市生まれ。5歳からピアノ、7歳からエレクトーンを始める。
これまでに小林淑子、沖浩一、浦エリカ各氏に師事、現在に至る。
2005年インターナショナルエレクトーンコンクール2位受賞、翌年ウィナーズコンサート出演。
2007年第18回電子オルガン新人演奏会に相愛大学の代表として出演、同年相愛大学卒業演奏会出演。
2008年ヤマハ音楽能力検定エレクトーン演奏グレード2級取得。
相愛学園創立120周年記念コンサート〜ピアノと電子オルガンによる"コンチェルトの饗宴"に出演。
クラシック曲やオリジナル曲を得意とし、豊かな表現力とダイナミックな演奏スタイルに定評がある。

共演
西本淳   西本淳(サクソフォン)
1994年岡山県立岡山城東高等学校普通科音楽コースを経て、1998年大阪音楽大学音楽学部器楽学科を首席で卒業。
卒業に際し、同大学新人演奏会、関西新人演奏会、YAMAHA管楽器新人演奏会、岡山県新人演奏会等多くの新人演奏会に出演。同年同大学院音楽研究科管弦打研究室修士課程に入学し、2000年修了。
2002年丹波の森国際音楽祭「シューベルティアーデたんば2002」では、音楽祭のシンボルアーティストとしてテレビ出演の他、多くのコンサートに出演。
2003年横浜にて開催されたノナカ・サクソフォン・コンクールにて、クラシック部門第1位を受賞。
2004年第8回松方ホール音楽賞・選考委員奨励賞を受賞。
2007年、兵庫県下での活動が評価され、平成18年度坂井時忠音楽賞を受賞。
2008年ジャン-マリ・ロンデックス国際サクソフォンコンクールセミファイナリスト。
これまで開催した4度のソロリサイタル、兵庫県立芸術文化センター大ホールでのワンコインコンサート、ザ・カレッジ・オペラハウス管弦楽団、21世紀室内オーケストラ、出雲フィルハーモニー交響楽団、東京都交響楽団、東京シンフォニエッタとの共演は、いずれも好評を博している。また各地の吹奏楽団との共演も多数。
現在は各地でソリストとしての活動のほか、大阪フィルハーモニー交響楽団、読売日本交響楽団をはじめとする国内主要オーケストラ、吹奏楽団の客演奏者、アンサンブル、講習会講師、コンクール審査員等幅広く活動し、また相愛大学音楽学部、武庫川女子大学音楽学部、相愛高等学校音楽科、日ノ本学園高等学校音楽科講師として後進の指導にも力を注いでいる。
2006年度バンドジャーナル(音楽之友社)サクソフォーンワンポイントレッスン連載。渡仏し、フィリップ・ブラキャール、ヴァンソン・ダヴィッド、クリスチャン・ヴィルトゥ各氏の下で研鑽を積む。
サクソフォンを米倉孝、赤松二郎、平野公崇の各氏に師事。

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