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全日本電子楽器教育研究会ホーム : 「全日本電子楽器教育研究会 第44回ワークショップ」


レポート 電子オルガン界の新鋭によるソロ演奏とマリンバとの共演
日 時 2009年3月29日(日) 開場 14:30 開演 15:00
会 場 音楽の友ホール
テーマ 「電子オルガン界の新鋭によるソロ演奏とマリンバとの共演」

全日本電子楽器教育研究会の44回ワークショップが3月29日、東京・音楽の友ホールで「電子オルガン界の新鋭によるソロ演奏とマリンバとの共演」と題して開かれた。
エレクトーンは今春国立音楽大学演奏学科電子オルガン専攻、作曲応用コースを卒業した鈴木麻理奈が、共演のマリンバに同じく国立音楽大学打楽器科を卒業した長澤彩を、そして特別ゲストとして打楽器奏者の新谷祥子氏を迎えた。

鈴木麻理奈は、2007年ヤマハエレクトーンコンクール(YEC)オープンエイジ部門で第2位を受賞した後、2008年ヤマハ音楽能力検定、エレクトーン演奏グレード2級を取得し、エレクトーンの分野のみならず、アーティストへの楽曲提供や制作、ライブ活動など、今後の活躍が大いに期待される新人である。

繊細にしてダイナミックな演奏で聴く人を圧倒した1曲目は「歌劇<<イーゴリ公>>からダッタン人の踊り」、続く2曲目、3曲目はフィギュアスケートの大会で使用された曲を意識して選んだという「映画『ラヴェンダーの咲く庭で』よりヴァイオリンと管弦楽のためのファンタジー」と「交響組曲『シェヘラザード』第4楽章」より4曲を。彼女の卓越したテクニックが披露される。
前半最後の曲は、鈴木が巡り会えて幸せと語るDutilleuxのピアノソナタ第3楽章で、ピアノコンクールでもよく出てくるこの曲は非常に難易度の高い曲である。彼女もYECの自由曲として選んでいる。

前半が終わったところで、特別ゲストの新谷祥子氏が登場。
新谷氏はマリンバを中心に活躍。国立音楽大学を卒業後、アジア文化カウンシルの給費生として渡米し、ミシガン大学(音楽学部)大学院を卒業。
「世界に類を見ない新時代の打楽器音楽のクリエイター」と評されている。

今回、新谷氏には「打楽器奏者から考える電子オルガンとの接点」というテーマで
@音の『余韻』
A全身でリズムを刻む『身体性』
について語って頂いた。

打楽器奏者には『音を埋める』事がしばしば求められるが、あえて音を少ししか使わないで演奏する事に注目し、音を間引いて『余韻』を効果的に聴かせ、響きに集中すると、より打楽器の特徴を活かせるのではないか、と新谷氏は論じている。
新谷氏のマリンバの演奏でチックコリアの「チルドレンズソングNo.6」を聴く。

テーマの2つめである『身体性』については、全身でリズムを出す事…生身の人間がノッているかどうか、オモテの音、ウラの音を感じ取れるか…というポイントで、会場からお2人の方に参加していただき、タンバリンでリズムを出して、実演を交えながらのレクチャーを受けた。
再び鈴木がステージに登場。新谷氏のカリンバと「竹田の子守唄」をデュエットする。
「あまり音を使わないで」という新谷のリクエストで音の数を抑えているが、音楽は充分に伝わり、即興に近い形で演奏された。

後半はマリンバの長澤彩との共演。
鈴木のオリジナルが2曲続く。
鈴木自身がO型の血液型であることから、O型気質を頭に浮かべて作った「Type-O」。
長澤に渡した譜面には、例えば<ロボットになった気持ちで>というようにイメージを示して長澤に任せる部分もあったが、長澤はそれに応えて息の合った演奏を見せた。アジアの楽器をイメージして書いた「檸檬〜れも〜」はマリンバとエレクトーンとの掛け合いが楽しめ、壮大なスケールである。

吉松隆の「ランダムバード変奏曲」は、元々2台のピアノ用に書かれ、1小節ごとに拍子が変化する難曲であるが、今回は[マリンバと小編成のオーケストラ]のスタイルで、緊張感のある重厚な演奏を聴かせた。

再び鈴木のソロで「enchante」(オリジナル)。 今まで出会えた人に感謝を込めて書かれた作品で、大学の卒業演奏でも電子オルガン新人演奏会でも披露している。弾く人を圧倒する音の美しさ、指の素早い動きに、拍手は鳴り止まず、アンコールにはハチャトリアンの「仮面舞踏会」を堂々と華麗に演奏し、会を締めくくった。

鈴木の演奏技術、表現力の高さに魅了され、更に打楽器奏者からエレクトーン学習者への提言もあり、密度の濃いワークショップとなった。

〜当日の演奏曲〜
1.歌劇<<イーゴリ公>>から ダッタン人の踊り
2.映画「ラヴェンダーの咲く庭で」より ヴァイオリンと管弦楽のためのファンタジー
3.交響組曲「シェヘラザード」第4楽章
 バグダッドの祭り。海。船は青銅の岸のある岩で難破。終曲。
4.ピアノソナタ第3楽章 コラールとヴァリエーション

−特別ゲスト・新谷祥子−
「打楽器奏者から考える電子オルガンとの接点」

5.Type-O
6.檸檬 〜れも〜
7.ランダムバード変奏曲
8.enchante

アンコール 「仮面舞踏会」

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鈴木麻理奈プロフィール 鈴木麻理奈

東京都出身 国立音楽大学演奏学科電子オルガン専攻・作曲応用コース在籍
3歳よりエレクトーン、6歳よりピアノを始める。
2007年YEC(B部門)オープンエイジ2位受賞。
2008年エレクトーン演奏グレード2級取得。
これまでに、エレクトーンを平部やよい・加曽利康之・安藤禎央・長野洋二・高橋朋彦各氏に、ピアノを久元祐子氏に、作曲を平部やよい・森垣桂一各氏に師事。

共演
長澤彩   長澤彩(マリンバ)
東京都出身 国立音楽大学演奏学科(打楽器科)在籍
4歳よりマリンバ、16歳より打楽器を始める。
第39回国際芸術連盟新人オーディションにて、審査員特別賞・奨励賞受賞。
第40回東京国際芸術協会新人オーディションにて、審査員特別賞受賞。
これまでに新谷祥子、上野信一、植松透、河野真紀子の各氏に師事。
   
新谷祥子   新谷祥子(特別ゲスト)
打楽器奏者。国立音楽大学卒業時に武岡賞受賞。
第1回日本管打楽器コンクール第2位。
ミシガン大学院修士課程にて打楽器、作曲、身体表現などを学び卒業。
パーカッション・デュオの活動では国内外のホールコンサートを中心に朗読劇、舞台音楽他、多様な打楽器音楽の創作に関わり「世界に類を見ないパーカッションミュージックのクリエーター」と評されるなど 多彩な活動を展開。
近年は林英哲(太鼓)、本條秀太郎(三味線)、仲井戸麗市(ギター)など、トップアーティストとの共演多数。
また自作を唄う「SHOKO マリンバ弾き語り」を始動。
国立音楽大学講師。現在高校音楽教科書に5曲の作品が掲載中。
セカンドアルバム「パ・ザ・パ」がレコード芸術誌で準特選盤、他多くのメディアで高い評価を得た。

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